2000年生まれのプラチナ世代の女子プロゴルファー・小倉彩愛(おぐら さえ)さんは、高校2年生の時、畑岡奈紗プロが2連覇を果たした2017年の日本女子オープンで単独3位に入って話題となりました。
高校を卒業した2019年のプロテストでの一発合格はなりませんでしたが、2021年6月に行われた2020年度のプロテストでリベンジ合格し、プロデビューを果たしています。
ここでは、小倉彩愛さんのかわいいウェアやプロテストのこと、ゴルフ経歴などについて紹介します。
小倉彩愛のウェアがかわいい
小倉彩愛さんは、2021年から「V12(ヴィ・トゥエルヴ)」とウェア契約を結んでいます。
V12(ヴィ・トゥエルヴ)はスタイリスト・牛田元氏が展開するゴルフブランドで、ゴルフ中毒をコンセプトに個性豊かなデザインのゴルフウェアなどを販売しています。
篠原まりあプロ、藤本麻子プロらもV12のウェア契約プロとなっています。
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V12に干し芋。
ラウンド中に食べるおやつ?として欠かせないようです。
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インスタの写真がかわいい
小倉彩愛さんのインスタには親しい友人とのかわいい写真が載せられています。
2021年のプロテストでいっしょに合格した同じ世代の93期生の面々の写真もありました。
2020年生まれのプラチナ世代では一足先にプロになってすでに優勝者も出るなど活躍が目覚ましいのですが、この面々でさらにトーナメントを盛り上げていってほしいですね。
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小倉彩愛(おぐら さえ)のプロフィール
生年月日: 2000年9月3日(24歳)
出身地: 岡山県総社市
身長: 160cm
体重: 53kg
血液型: A型
出身校: 岡山操山高校
プロ転向: 2021年6月26日(93期生)
趣味: 音楽鑑賞、ショッピング
所属: 明治安田生命
小倉彩愛がゴルフを始めたきっかけ
小倉彩愛さんは、4歳の時、両親が2歳年上の姉の誕生日プレゼントとして買ったゴルフセットを使ったことがきっかけでゴルフを始めたそうです。
娘にゴルフセットをプレゼントするほどですからお父さんもかなりゴルフ好きだったのだと思います。
練習場でお父さんのスイングをまねして素振りを覚えた後、誰かに声をかけられるまでボールを打ち続けたそうです。
今でもパターとアプローチの練習はいくらでも長い時間やっていられるそうですが、ゴルフを始めた頃から持久力を兼ね備えた集中力があったようですね。
小倉彩愛の小学校時代の活躍
小学校時代は学校が終わるとそのまま練習場へ直行し、ひたすらボールを打ち続ける日が続き、同級生と遊んだのは小学校卒業間近のたった一日だけだったといいますから、本当にストイックにゴルフ一筋の生活を続けてきたことがわかります。
10歳頃から公式試合に出場し始め、早くも2012年の「岡山県ジュニアゴルフ選手権 小学生高学年女子の部」で優勝しています。
ちなみに、この年のこの大会の「中学生・女子の部」では渋野日向子選手が優勝しています。(2011年から2013年まで3連覇)
そのほかには、「谷原秀人ジュニアクラシック 小学4~6年生の部」でも優勝しています。
2012年に「伊藤園レディスゴルフトーナメント」で、プレーオフで惜しくも優勝を逃した有村智恵選手の負けてなお凛として笑顔を絶やさない姿に感動したでそうです。
それまでは他に何をしたらいいのかわらないまま取り組んできたゴルフでしたが、この時以来どうしてもプロになりたいと思うようになったといいます。
小倉彩愛の中学時代の活躍
中学は地元の総社市立総社東中学校に進み、在学時には以下の大会で優勝しています。
- 2014年、岡山県ジュニアゴルフ選手権
- 2014年、中国ジュニアゴルフ選手権新人戦
- 2015年、中国高等学校ゴルフ選手権春季大会
- 2015年、岡山県クィーンズゴルフ
- 2015年、岡山県ジュニアゴルフ選手権
- 2015年、日本ジュニアゴルフ選手権 女子12歳~14歳の部
中学3年生の時にはついに全国的な大会を制覇するまでになり、将来が期待される存在となりました。
ちなみに、この大会の「女子15歳~17歳の部」では、当時学法石川高3年だった蛭田みな美選手が優勝しています。
小倉彩愛の高校時代の活躍
高校は岡山操山高校に進学し、ゴルフ部に所属します。
入部した時の3年生には渋野日向子さんがいましたから、かなりの刺激を受けたことと思います。
高校時代は以下の大会で優勝しています。
- 2016年、中国女子アマチュアゴルフ選手権
- 2017年、中国ジュニアゴルフ選手権
高校2年生で日本女子オープンで3位の快挙!
小倉彩愛さんは岡山操山高校2年生の時に参加した2017年の日本女子オープンで3位に入り話題となりました。
もしろんローアマチュアのタイトルも手にしています。
この快挙にさらに花を添えたのが、2日目に大会史上4人目となるアマチュアによるホールインワンを達成したことこです。
ピンを3mほどオーバーした位置に落ちたボールがバックスピンでピンまで戻り、そのままカップインするという素晴らしいショットでした。
ちなみに、ホールインワンは小学校5年と6年の時に1度ずつやったことがあるとのことです。
これらの活躍により、2018年のナショナルチームのメンバーに選ばれ活躍しましたが、この時のメンバーは、古江彩佳さん、西村優菜さん、安田祐香さん、吉田優利さんら現在女子ツアーで活躍している面々でした。
2018年には日本女子アマチュアゴルフ選手権で9位タイに入っています。
日本女子オープン快挙後の試練
小倉彩愛さんは、高校進学後まもなく食べても体重が増えない症状に陥ってしまったといいますが、その後、栄養管理と筋トレの両立でやっと安定して体重が増える状態になったといいます。
ただ、体格が変わったためにスウィングに狂いが生じ、2018年頃から不調に陥ったそうです。
また、不調をなんとか脱しようとさらに練習に励んだため、今度は手首を痛めてしまい、パターを握ることすらできない状態になってしまいました。
その結果、2018年10月を最後に試合参戦をストップする事態にまでなってしまったそうですが、2019年3月頃にはほぼ万全な状態に戻ったそうです。
2019年の日本女子アマチュアゴルフ選手権では4位に入り、2019年も2018年に続き、ナショナルチームのメンバーに選ばれています。
プロテストは2回目で合格
小倉彩愛さんは、高校卒業した2019年のJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)の最終プロテストに進出しましたが、今度は腰痛の影響もあり通算10オーバーの61位タイと低迷し、通過はなりませんでした。
この年は同じプラチナ世代の西村優菜さん、安田祐香さん、吉田優利さんらも受験しており、かなりレベルの高い戦いとなりました。
2021年に合格した同じプラチナ世代の有力選手、後藤未有さん、上野菜々子さんもこの年は不合格となっていますからその熾烈さがわかりますね。
彩愛さんは1回目のプロテストで落ちた時はかなりのショックで、ゴルフをやめたいという考えが頭をよぎるほどだったといいます。
1ヶ月ほどクラブを握る気持ちになれなかった日が続いたといいますが、周囲の支えもあり、再びプロを目指す道を歩み始めました。
そして、2021年6月に行われたプロテストで、トータル7アンダーの9位タイで見事合格を果たしました。
いっしょに合格した後藤未有さん、上野菜々子さんとスナップ。
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プロとしての戦績
小倉彩愛さんは、アマチュア時代には、2017年の日本女子オープの他、2020年8月のレギュラーツアー「ニトリレディス」でも9位タイでトップ10入りしています。
プロ登録後、2021年6月29日に開催された下部ツアーのステップアップツアー「Sky レディースABC杯 」 でプロデビュー戦に臨み、見事8位タイに入っています。
2022年は36試合に出場して22試合で予選を通過し、4月開催の「KKT杯バンテリンレディスオープン」では優勝争いを演じました。
最終ホール終了時点で4人が8アンダーで並んでプレーオフとなりましたが、残念ながら2ホール目に脱落し、初優勝はなりませんでした。
2022年は上記をはじめとした活躍によってメルセデスランキング50位でシード権を獲得し、2023年はシード選手としてツアーに臨んでいます。
6月までは、14試合中予選通過が4試合でトップ10フィニッシュが無いなどなかなか調子が上がらない状態が続いていますが、今後の巻き返しとレギュラーツアー初優勝が期待されています。