ハーフスイング(ハーフショット)は多くのツアープロなどが実践している練習方法で、ハーフスイングの練習を充分に行うことで上達やスコアアップにつなげていくことができます。
ここでは、前回の記事に続いて、ハーフスイングのアドレス、バックスイング、切り返し、フィニッシュなどの具体的なやり方について紹介します。
ハーフスイングの練習の目的や効果・メリットについてはこちらの記事をご覧ください。
ハーフスイングで使うクラブは?
スイング作りのためにハーフスイングの練習を行う場合、まずは9番か8番あたりのショートアイアンで行うのが推奨されています。
自分の場合、直前に片手打ち練習をピッチングウェッジで行っているので、その感覚のままできるように、まずピッチングウェッジで行い、その後に9番・8番などのショートアイアンに移っていきます。
ミドルアイアンやユーティリティー、フェアウェイウッドもハーフショットをメインで練習しています。
ドライバーもいきなりフルスイングでは打たず、最初はハーフスイングで打ち、打つ球数もハーフスイングの方が多い感じです。
ハーフスイングでは、どのクラブで打った時でも、インパクトで緩めたり余計な力を入れたりせず、振り幅の分だけしっかりとスイングをすることを心がけています。
ハーフスイングのアドレス
ハーフスイングのスタンスは、通常のスイングをするスタンスの幅を基本とし、スイング幅に合わせて調節しています。
ハーフスイングのバックスイング
最初に行うハーフスイングは30ヤードぐらいを打つ感じで、振り幅は、時計でいう左腕の位置が、トップで9時、フィニッシュが3時ぐらいが目安です。
この振り幅になるとショートスイングではほぼ入れていなかった手首のコックも入りますが、最初に行うハーフスイングではショートスイングの延長を意識してコックをなるべく小さく抑えるようにしています。
ショートスイングと同様、クラブヘッドをまっすぐ飛球方向の後ろに引くイメージで、腰を回しながら引いていきます。
自分はバックスイングをンサイドに引くクセがあるので、クラブをインサイドに引き過ぎないように注意しています。
ショートスイングのトップである8時の位置まではグリップがお腹を指すように引いていき、その後は手首のコックが入っていきますが、あまり極端に入れないようにしています。
自分はトップで手首が手の甲側に折れるクセがあり、そうなるとうまくヒットできないので、手首が甲側に折れないように注意しています。
ハーフスイングの練習ではトップでいったん止めて、手首の状態を確認することも多いです。
このようにチェック事項が多いので、練習でのバックスイングはできるだけゆっくり上げるように心がけています。
それでも動画に撮って動作を確認してみると、自分のイメージよりずっと早くなっていることが多いです。
ハーフスイングの切り返し~インパクト
ショートスイングと同じように、トップで両手の力を抜いて無重力状態?のような感じを作り、それを感じ取ったら腰の回転をきっかけにしてヘッドを自然落下させます。
下りていくヘッドに同調させて腰を回転させていくのですが、この時に左手でグリップを引く動作をうまく入れることができるとヘッドが走ります。
体の回転に同調させずに無理に引く動作を入れようとすると余計な力が入り、腰の回転が止まってしまったり体が伸びあがってしまったりするので要注意です。
ハーフスイングのフォロースルー~フィニッシュ
ダウンスイングでうまくクラブを引けた場合は、インパクト後、クラブのグリップが体に向くようにしてクラブを引いていきます。
この動作が入るとインパクト後に左肘が抜けることはありません。
フィニッシュでは体の正面が完全に飛球方向に向いていることを確認し、スイングを後ろから撮った動画でフィニッシュで左肘が見えていないことを確認します。
自分の場合、体の回転が不足すると左肘が引ける傾向が強くなります。
また、フィニッシュでクラブのシャフトが少し左に傾いて上を指した位置で止まっていることを確認します。
手首が返ってシャフトが寝てしまっている場合は体の回転不足である可能性が高いです。