スポンサードリンク

大きなスイングの左片手打ち【ゴルフ】メリットとやり方、コツ

基礎練習

小さい振り幅の左片手打ちができれば基礎練習としては充分ですが、振り幅を大きくして飛距離を伸ばしていくのもいい練習になると思います。

自分の場合、今のところ44度のピッチングウェッジで50ヤード飛ばすのがせいいっぱいですが、やってみると様々なメリットがあることがわかりました。

ここでは、自らの経験にもとづいて、50ヤードほどの左片手打ちのメリットのやり方について紹介します。

スポンサードリンク

大きなスイングの左片手打ちドリルのメリット

大きなスイングの左片手打ちドリルには様々なメリットがありますが、その中から自分が特に感じたものを紹介します。

ゆったりとしたリズムのスイングが身につく

スイング中はとにかく力を入れることができないので、クラブはゆっくりと上げてゆっくりと振り下ろすしかありません。

自分の場合、けっこうスイングのリズムが早い傾向があったのですが、大きなスイングの左片手打ちによって以前よりゆったりとしたリズムで打てるようになりました。

ゆったりとしたリズムでクラブを振ることによって力が抜けたスイングができるようになり、これによってダヅリ、トップ、チョロなどの大きなミスも少なくなりました。

左手の使い方がわかり、クラブを引く動きができるようになる

左手一本で打つので、数多くやればいやでも左でリードするスイングが身につきます。

ひと昔前の理論では左手リードのスイングができればそれでよかったかと思いますが、最近の「右手が支点、左手が力点」の理論では、右手を支点にして左手で引くという動きが必要になるようです。

クラブを引く動きは飛距離アップやスイング軌道の安定につながるといわれています。

左片手打ちではインパクトゾーンでクラブを引く動きが自然に現れるのを感じましたが、大きな振り幅になるといっそうはっきりとそれを感じ取ることができました。

ある程度打てるようになると、ダウンスイングで左手を引く動きを意識的に強く入れられるようになりました。

クラブの自然落下テクニックが上達する

クラブの自然落下は小さな振り幅の片手打ちを練習してできるようになったのですが、振り幅の大きい左片手打ちではトップから最下点までのヘッドの道のりが長いのでさらにレベルの高い自然落下が求められます。

自分の場合、振り幅の大きな左片手打ちで自然落下させるテクニックがレベルアップしたことによって、「クラブにまかせるスイング」が頭だけではなく体レベルで理解できたような気がします。

スポンサードリンク

大きなスイングの左片手打ちのバッグスイング

バックスイングは振り幅の小さい左片手打ちと同じようにしてやっていきます。

注意する点は振り幅の小さい左片手打ちと共通していますが、よりいっそう強く意識する必要があります。

  • 飛球方向後ろにまっすぐ長く引く
  • 肩まわりを意識して左手を曲げずに引く
  • フェイスが開かないように引く
  • 体がスウェーしないように引く

上記各々の項目について、加えて注意したことを紹介します。

飛球方向後ろにまっすぐ長く引く

まっすぐ後ろに引いているつもりでも体の回転によってインサイドに上がっていきます。

ヘッドをインサイドに上げるとクラブは地面に対してフラットな軌道で上がっていきますが、フラットになるほど自然落下させることが難しくなります。

また、クラブの重さがまともに左手にかかるので、それを支えようとしてトップで力が入る原因にもなります。

大きなスイングではその負担が大きくなって左手を痛めてしまう恐れもあるので注意が必要です。

肩まわりを支点にして左手を曲げずに引く

ショートスイングに比べてバックスイングが大きくなる分、いっそう左手が曲がりやすくなるのでより注意が必要です。

左肩まわりを強く意識することによって、左肩を支点にしてクラブを上げられるようになりました。

フェイスが開かないように引く

フェイスを開かないように引いていくと、バックスイングがフラットではなくタテに上がりやすくなります。

ヘッドを腰の正面にキープする意識を持ってクラブを上げていけば、フェイスを開かないイメージで上げることができると思います。

体がスウェーしないように引く

振り幅が大きくなると、左手に力が入らないので反動をつけようとしてスウェーしてしまう危険度もアップします。

自分の場合、バックスイングで飛球方向後ろにスウェーするとスイングの最下点も後ろに移動するためダフりやすくなります。

何回も続けてダフる時はまずはスウェーを疑い、体をその場で回転させる意識を持つようにしています。

スポンサードリンク

大きいスイングの左片手打ちのトップ

トップは通常の両手で打つスイングのトップと同じ位置になるのがよいように思います。

ただし、フルスイングではない距離を打つ場合は、距離に見合ったハーフスイングのトップ位置になります。

自分の場合は両手で70ヤード飛ばすぐらいのトップが、50ヤード飛ばす片手打ちのトップになります。

トップの位置が重要

自分がやってみた限りでは、大きい振り幅の左片手打ちがうまく打てるかどうかの80%はトップの位置で決まる感じです。

つまり、クラブを正しい位置に上げられるかどうかにかかっているといえるのですが、自分の場合はクラブを自然落下させることができるトップが正しいトップということになると思います。

ただ、もともとのトップの位置が正しくない人の場合、クラブを左手一本では思うような位置まで上げられないかもしれません。

その場合は通常のスイングのトップの位置に問題があるので、そこから見直す必要があると思います。

まずは片手打ちで打てるトップ位置を探り、そこから通常のスイングのトップ位置を修正するという方法もあるかもしれません。

実際にクラブが上がっている場所と頭で考えている場所はやはり違うので、自分にとって正しい位置に上がっているかどうかは動画を撮って確認するのが必須のように思います。

トップで左手首が折れないようにする

自分はトップで左手首が背屈する(手の甲側に折れる)傾向があるので注意しています。

逆に掌屈する(手の平側に折れる)傾向がある人もいると思いますが、手首が折れてしまうと元に戻す動作が必要になりスイングが複雑になると思います。

左片手打ちでは元に戻す動作を入れるのはなかなか難しく、スイングの再現性は低くなるので、余計な動きは極力排除してシンプルにするのがよいと思います。

スポンサードリンク

飛距離を出す左片手打ちの切り返し~インパクト

基本的には、振り幅の小さい左片手打ちの延長になります。

振り幅の大きな左片手打ちでは、いったんトップの位置までクラブを上げると、その重さのためにほとんど何もできない状態になります。

そこから腕の力を頼りに振り下ろそうとしてもよほどの腕力自慢でない限り無理で、普通はスイングが崩壊します。

腕の力に頼らないでクラブを下すには、腰の回転をメインとした下半身のリードで行う必要がありますが、自分の場合は、ヘッドを自然落下させることをきっかけに腰を回転させていくのがベストでした。

トップからヘッドを自然落下させ、あとは余計な力を入れずにクラブにまかせることができれば、何もしなくてもうまくヒットすることができます。

下半身は意識的に使うのではなく、ヘッドの落下についていくイメージです。

意識的に下半身を使おうとしてもなかなかうまくいかなかったのですが、数多く自然落下させているうちに下半身の使い方もなんとなくわかってきた感じです。

自分の場合、最初のうちはとにかくヘッドを自然落下させることが全てだったといってもいいと思います。

大きなスイングの左片手打ちのインパクト~フォロースルー

インパクトの時に飛球方向にスウェーしないように注意します。

上で「うまく打てるかどうかの80%はトップの位置で決まる」と書きましたが、残りの20%はインパクト後にスウェーをしないということになります。

自分の場合、インパクト後のスウェーは、下半身が動くというより飛球方向に上半身が突っ込むという感じで現れます。

コントロールが可能なバックスイング時の飛球方向後ろへのスウェーは意識的に抑えることができるのですが、コントロールが難しいダウンスイング中の飛球方向へのスウェーは手に力が入れられないことへの反動から起こるような感じなのでなかなか抑えるのが難しいです。

これは脱力した状態でヘッドを自然落下させることへの不安から起こるようなので、とにかく自然落下を信じるということしかありません。

大きなスイングの左片手打ちのフィニッシュ

フィニッシュでは、左肘が下を向き、通常の両手打ちのスイングの左手と同じ形になっていることを確認します。

両手打ちのスイングのフィニッシュと大きな違いがある場合はどちらが正しいのか検証する必要があります。

片手打ちのスイングに問題がある場合

例えば、左手がまっすぐ上方に伸び切っているようなフィニッシュになっている場合、両手打ちではそのようなフィニッシュはとることができないので片手打ちのやり方に問題があることになります。

この場合は手打ちになっている可能性が高いのですが、腕力があって左手だけでも打つことができる人に多いようです。

ちなみに、自分のように筋力が衰えているシニアゴルファーにはなかなかできないスイングです。

左片手打ちのエラーの多くは、フォロースルーで左肘が下を向かずに外側を向くことによって起こるケースが多いように思います。

通常のスイングに問題がある場合

大きなスイングの左片手打ちがうまく打てているのであれば、おそらくですが通常のスイングのインパクト以降の体の動きに問題があると思います。

例えば、通常のスイングで左肘が引けるくせがある人の場合、左片手打ちだと肘の引けが現れない場合があります。

左肘が引ける傾向があった自分の場合、大きな振り幅の左片手打ちをやることによって、左肘が引けない正しいスイング軌道がわかりました。

人によって様々なケースがあって断言はできないのですが、自分がやってみた限りでは、スイングの大きな左片手打ちをうまく打つことはかなり難しいので、うまく打てているなら片手打ちのフィニッシュの方が正しい可能性が高いと思います。

タイトルとURLをコピーしました