女子プロゴルファー・小祝さくら(こいわい さくら)さんは、2017年のJLPGAプロテスト合格後、2019年にプロとして初優勝を果たし、2020年には1勝、2021年に5勝をあげ、押しも押されぬトッププロとして活躍しています。
2022年にも2勝をあげて通算8勝となり、次はメジャーでの勝利が期待されています。
ここでは、小祝さくらさんのクラブセッティングやスイング、コーチ、ゴルフ経歴について紹介します。
小祝さくらのクラブセッティング
2023年「ダイキンオーキッドレディス」時点の小祝さくらプロのクラブセッティングと使用シャフトを紹介します。
- ドライバー:スリクソン ZX7 Mk II ドライバー
TENSEI プロ ホワイト 1K(重さ50g台、硬さS) - 3番フェアウエイウッド:スリクソン ZX Mk II フェアウェイウッド(15度)
ディアマナ ZF(3番5S、5番6S) - 5番フェアウエイウッド:スリクソン ZX Mk II フェアウェイウッド(18度)
ディアマナ ZF(3番5S、5番6S) - 3番ユーティリティ:スリクソン Z H85 ハイブリッド(19度)
ディアマナ サンプ ハイブリッドシャフト90S - 4番ユーティリティ:スリクソン Z H85 ハイブリッド(22度)
ディアマナ サンプ ハイブリッドシャフト90S - アイアン(5番~PW):スリクソン ZX7 Mk II アイアン
ダイナミックゴールド85 S200 - ウェッジ:RTX-3 ウェッジ (ブレードタイプ)(47度、50度、58度)
ダイナミックゴールド85 S200 - パター:オデッセイ ホワイト・ホット VERSA TWELVE S
小祝さくらのドライバー
小祝さくらさんは自分に合うクラブが見つかればそれをずっと使い続けるタイプとのことです。
2021年オフから、ドローだった持ち球をフェードへ変更するべく練習を積んでいたようですが、5月の「ブリヂストンレディス」で予選落ちしたことでフェードへの変更へ思い切ったようです。
そして、2022年10月「スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント」でドライバーをスリクソンのニューモデル「ZX7 Mk II」に変更し、その試合で早くも持ち球変更後初の優勝を果たしています。
シーズン中でもストイックに躊躇なく修正を加える決断力はさすがです。
小祝さくらのアイアン
アイアンでは、2019年のシーズンまではカーボンシャフトを使用していましたが、2020年からスチールシャフトに変更しています。
2019年のオフには飛距離アップのために体力強化に励んだとのことで、ヘッドスピードが上がった分、カーボンだとしなりが強すぎて縦距離がバラついていたからというのが理由だそうです。
スチールにすることによって縦距離のバラつきがなくなり、正確性が増したとのことです。
元々正確なショットが持ち味で、2019年のパーオン率は72.33%で全体の15位だったさくらさんですが、2020年は74.44%で11位と確かに効果は出ているようです。
小祝さくらのスイング
小祝さくらさんのインスタに2021年のアイアンをのスイング動画がありました。
スイング中、終始どっしりと(失礼…)安定した下半身が印象的です。
ゆったりとしたリズムで振り切り、力みのない自然なフィニッシュにつなげています。
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小祝さくらのコーチは?
小祝さくらさんは、プロテスト受験に臨んだ時期から2021年のシーズン終了までコーチとして指導を受けていた辻村明志プロの元を離れ、2022年からは吉田直樹プロをコーチとして迎えて指導を受けています。
辻村明志プロは、上田桃子、永井花奈、松森彩夏、山村彩恵、有村智恵、吉田優利などのプロをコーチしており、女子プロ界でも大きな実績を持つコーチとして知られています。
新しいコーチである吉田直樹プロは、谷原秀人プロや片山晋呉プロのコーチを務めたことで知られています。
小祝さくらさんは、2021年に自己最多の5勝をあげたものの、過剰なフェースローテーションのためにドライバーもアイアンも安定しなくなるというジュニア時代からのクセが再発したため、オフに心機一転でスイング改善に臨むということもコーチ変更の理由の一つだったといいます。
2022年シーズンも「スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント」「リゾートトラスト レディス」で2勝をあげ、その選択が間違ってはいなかったことを証明してくれました。
小祝さくら(こいわい さくら)のプロフィール
生年月日: 1998年4月15日(26歳
出身地: 北海道北広島市
出身校: 飛鳥未来高等学校
身長: 158cm
体重: 58kg
血液: 型 A型
趣味: 音楽、ライブ、食べること
プロ転向: 2017年7月29日LPGA入会(89期生)
所属: ニトリ
小祝さくらがゴルフを始めたきっかけ
小学校は北広島市立大曲小学校に通学していましたが、8歳の時、当時ゴルフを習っていたお母さんといっしょにできたらと思って始めたそうです。
多忙でいっしょにいられる時間も限られていたお母さんと休みの日くらいは一緒に過ごせるようにしたかったというのが理由とのことです。
その後、さくらさんはゴルフにのめり込み、周囲も驚くような勢いで上達していったようです。
高学年になると地方大会で上位に入るようになっていますが、優勝した大会は以下のとおりです。
- 2010年(小学6年)北海道高等学校ゴルフ春季大会 小学生大会
- 2010年(小学6年)北海道ジュニアゴルフ選手権 11歳以下の部
- 2010年(小学6年)北海道高等学校ゴルフ選手権大会 小学生の部
- 2010年(小学6年)パブリックアマチュアゴルフ選手権 北海道・青森地区大会
小祝さくらの中学校時代のゴルフ経歴
小祝さくらさんは北広島市立大曲中学校に通学していましたが、北海道の大会では上位の常連になっていたようです。
中学時代に優勝した大会は以下のとおりです。
- 2011年(中学1年)日刊アマゴルフ 北海道大会
- 2012年(中学2年)meijiカップ中学生の部
- 2012年(中学2年)北海道高等学校ゴルフ春季大会
- 2012年(中学2年)北海道高等学校ゴルフ選手権
- 2013年(中学2年)北海道ジュニアゴルフ選手権
- 2013年(中学2年)meijiジュニアカップ
小祝さくらの高校時代のゴルフ経歴
小祝さくらさんは飛鳥未来高等学校に進学しています。
飛鳥未来高校は奈良県に本校があり、北海道から九州まで日本全国にキャンパスがある通信制高校です。
北海道では札幌市内にキャンパスがあり、さくらさんはスクーリングなどの際にはここに通っていたものと思われます。
この頃は北海道で開催される大会では上位どころか優勝の常連となっており、2015年、高校2年の時に出場したJLPGAツアー「ニトリレディス」では予選を通過して42位に入りベストアマを獲得しています。
高校時代に優勝した大会は以下のとおりです。
- 2014年(高校1年)高等学校ゴルフ選手権春季大会
- 2014年(高校1年)北海道高等学校ゴルフ選手権新人大会
- 2014年(高校1年)北海道女子アマチュアゴルフ選手権
- 2014年(高校1年)北海道ジュニアゴルフ選手権
- 2016年(高校3年)北海道女子アマチュアゴルフ選手権
- 2016年(高校3年)北海道高等学校ゴルフ選手権春季大会
- 2016年(高校3年)北海道ジュニアゴルフ選手権 女子15~17歳の部